社会には害悪厨が多い。無自覚で他人の時間を奪う厨。自分という常識を他人にも振りかざしてくる厨。相手にしてしてしまうと、こちらの人生が擦り減ってしまう。そんな害悪厨が蔓延っている。

上司、同僚、得意先、取引先。そんな人間関係のなかで、もはや逃げられないと諦めてはいませんか? これが社会なんだと疑いもせず、無条件に従ってはいませんか?

そんな害悪厨をスルーすべく、本作では、他人に振り回されない一人勝ちメンタル術をひろゆきが語ります。『基本、他人は「見下す」が勝ち。』と書かれる本作表紙。そこから学べるものとは……?


自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術
ひろゆき(西村博之)
SBクリエイティブ
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イライラが消える!対人関係が思いのまま!基本、他人は「見下す」が勝ち。いつでもどこでもマイペースを貫く逆転の思考法。面倒な相手を華麗にスルーする神業スキル22!

本作は、社会のなかで日々「無条件降伏」を選択している人たちにぜひ読んでもらいたい。
構成はこんな感じ。

序章 「自分だけがトクする」領域は広がり続けている
第1章 バカに振り回されない戦略的コミュニケーション術
第2章 厄介なヤツを味方につけるストレスフリーの仕事術
第3章 「他人の目」をスルーするスキル
第4章 自分の「資産価値」を上げるメンタル術
第5章 周りがどうなろうと「ノーダメージの個人」になれる

序章では「自分だけがトクする領域の広がり」について語られている。
歯車のひとつになってさえしまえば、安定して一生を過ごしていける時代はとうに終わり、もはや個人で立たねば生き残れない時代に突入している。

他人と組み合わさって生きることなんて考えなくていい。自分ひとりで立つ人たちが集まって、集合体を形成し、大きなものを成し遂げる。そんな思考に切り替えなくてはならないんだろう。

第1〜5章では、とにかく「肩の力を抜いて生きるための思考や行動」が指南されている。
肩の力を抜くとは、無駄なものに従属せず、スルーし、ストレスを溜めず、避けて避けて、個として存在し、存在価値を高め、無敵になる生き方。

本作ではそんな避けるべき"敵"が数多と描写されているが、それほど世の中には害悪厨が多いということ。当たり前のように周りに存在し、当たり前のようにストレスや負荷を吹っかけてくるがゆえに、当然のように受け止めてしまっているかもしれないが、そんな必要はない!

ちゃっちゃと、「自分は自分、バカはバカ。」とスルーしちゃおう。

ただ、害悪厨にはそもそも品格的デリカシーがないもんで、害悪厨として完成された背景には、その人なりの思考や論理があるはず。

なので、たとえ害悪厨が本作を手に取り読んだとしても、「そうそう、そうだよね、こういう奴っているよね〜」と、自分ではなく別の他人に対しての言及だと捉える可能性は大。要するに、害悪厨を倒すことはできないということ。なぜなら、害悪厨は害悪厨だと気づいていないし、これからも気づかないから。

だからこそ、スルー力が大切なんですね、勉強になります、はい。

これからどんどん無理ゲー化していく日本においては、生き抜くために賢さも必要で、で、そのうえでどんどん行動していくってのが重要なんだと思う。ホリエモンも以前、「他動力を勘違いしている人もいる」と言っていたくらいだから、間違っちゃうと何やっても意味がないってこと。

毎日の自分が置かれている状況を思い浮かべたとき、不自由な時間はどれくらいありますか。我慢している時間はどれくらいありますか。それを強いる他人はどれくらいいますか。それらが少しでも脳裏に浮かぶ人は本作を手に取って、ひろゆきの思考法に触れてみてはいかがでしょう。

『いつでもどこでもマイペースを貫く逆転の思考法』と表紙に書かれているとおり、飄々と生きていくための方法が見つかるかもしれませんよ。